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悪夢

usagiya:

久々に長い夢をみた。二度寝してはいかんと思った。twitterでつぶやいたら書いてよといわれたので書きますが、夢なので整合性は低いです。複数の夢が、覚醒時に整理され……ようとしたけど、とても無理で、こうなってるんだな、とは思うので、とくに設定が異質な部分は割愛。


なにかの団体の講演会のようなものがビルで開催されることになり、わたしはそこに来ている。

その団体のスタッフをつとめる男性のひとりが同僚にひどく叱責を受けているのを見て、あの人はもう限界ぎりぎりだから、まずくはないだろうかと思う。見ている内に、彼が「こわれてしまった」のがわかる。

こわれてしまった彼は、講演のために訪れた「先生」を狙うだろうと察して、わたしは彼を止めようとするが、親しい間柄というわけでもなく(夢に出て来たオリジナルのキャラクターであって、現実の特定の誰かとの関連性をうかがわせる部分はなかった)、察したといっても他人を説得できるほどの根拠はないし、と困っているあいだに「先生」がボディガードをひき連れて到着。

彼は「先生」に挨拶すると見せかけて前へ出、つねならぬ異様な迫力におどろき、威丈高な対応では引く素振りも見せない彼に戸惑う同僚をふり飛ばすと、「先生」を殺してしまう。なにやら特殊な能力も発動していたかもしれないが、彼のエピソードはそこで終了。

講演会が開催されることになっていたのはビルの最上階で、広い講堂(体育館のようなホール)、廊下(ホールから出るにはこの廊下に出なければならない)、その廊下から下の階へ向かう三つの下り階段で構成されている。

廊下での異変に気づいていない、講堂内で集会のとりまとめをしているスタッフに、「先生」が殺された、ここは危ないので皆を避難させないと、と訴える。三本の階段の内、一本は先生が上って来たもので、ここは現在流血の大惨事状態。講堂を出て右である。中央の階段は、先般同じように精神的に追いつめられて、こわれてしまった女性の遺体が安置されているらしい区画に繋がる階段だとかで、これも使用不可。残る左の階段は、出口には繋がっていないという。

どうすればいいのかと悩んでいると、スタッフは、とりあえず会衆を左の階段へ誘導することに決めたらしく、あわただしく動き始める。会場に複数の知人(これも夢の人で、現実の誰かと似ていることはなかった)を発見し、右の階段なら「先生」が上って来たのだから外に出られるだろうと思ったわたしは、「誘導に従わず、右の階段から逃げるように、中央の階段は呪いがかかっているから絶対に駄目」と教える。

自分はどうしようと思っていると、あらたなボスキャラ(これはやはり別の夢の設定が紛れ込んでいるようで、学校でいじめを受けている女の子で、彼女にとってこの場所は「学校」であった、同じく夢のオリジナル人物で現実の誰かとは似ていなかった)に廊下で遭遇。この子が次は「こわれて」しまって、人を呪い殺す力を発揮するのだとわたしは知っている。もうこわれはじめている。

彼女は中央の階段に眠る女性に複雑な共感と憧れを抱いているだろうと察したわたしは、あの女性に会いたいかと訊いてみる。すると、彼女はうなずいたので、ではこの中央の階段を降りて行けば、そこに安置されていると聞きました、聞いただけで自分で確認したわけではないので間違っていたらごめんなさい、と告げる。彼女は素直に中央の階段を下りて行く。

わたしも右の階段から脱出しようとすると、はるか下の方から、一階のシャッターがロックされていて、まったく開かない、セキュリティをいじれる人を探さないと、と知人が話し合っているのが聞こえた。

中央の階段を下りて行った彼女が戻って来たら、そのときはおそらく呪いをはなつ最悪の存在になっているであろう。

まずい、と思ったわたしは左の階段を降りる。人混みを無理矢理抜け、スタッフに右の階段下のシャッターを開けられないか訊いてみると、セキュリティ関連は「先生」のボディガードが一手に引き受けていたので、誰もわからないという。左の階段をいちばん下まで降りてみると、やはりここもシャッターが閉まっており、少しだけ下が開いているが、とても人が通れるような隙間ではない。

ここは危険なので、せめてこのシャッターをもう少し開いて、子供だけでも逃がさないと、と主張したところ、男性たちが顔を見合わせてシャッターに手をかけ、思い切り持ち上げた……と、シャッターは完全に上がってしまった。

のんきに出て行く人たちを眺めながら、そうか、殺人があったことも、呪いのことも、パニックが起きないようにこの人たちには知らせていないから、緊急性のある事件に巻き込まれていることがわからなかったんだ、シャッターを開く力はあっても「勝手に開いて文句をいわれても困るし、誰かがなにかしてくれる」のを待っていたんだ、と思う。

裏目に出た、と痛感する。

階上から悲鳴が聞こえたような気がする。中央の階段から戻って来て、最悪の化け物になった彼女が、わたしが右階段へと誘導した知人に会ってしまったのではないか。なまじ右階段へ誘導したために、知人も逃げそびれたのだ。これも裏目に出た。

わたしのせいだ。

自分も逃げたいと思うが、まだ知人が生き残っているなら、左の階段は安全だと教えなければならない。順当に考えれば、途中で彼女に遭遇して、わたしは殺されるだろう。でも、知人が生き残っている可能性に賭けずに、ただ逃げるわけにはいかない。

しかたなく階段を上りはじめてすぐ、眷属を従えた彼女に出会った。彼女が将来夢みていたのはパティシェだったので、色あざやかなお菓子を作り、それを配っている。眷属とは彼女が呪いの力で殺した人々だ。わたしの知人もあの中に紛れているのだろう。彼女がわたしを見る。殺されるのだろうとわかる。翼を書き終えるまでは生きてないといかんのだがなぁ、書き終えるまで待ってくれないかなぁ……だいぶ待つだろうから無理だろうなぁ、と考えている間にも彼女が迫ってくる。

起床。

書いてといったのは私です。 で、読ませてもらいました。やはり面白かった、と言うか、怖かった。 特にシャッターの下り。徒労と逆の、なんというか躊躇が無駄どころか災厄を招いて、それが「自分のせいだ」となるところが、なんというか、笑いにもつながりかねないけど、自分にとってはやはり恐怖でした。 いや、本当にありがとうございました。